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目次

季節性インフルエンザとは

季節性インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる感染症です。
症状は38℃を超える発熱、頭痛や関節痛、筋肉痛など全身の 症状が突然現れます。子供や高齢者は重症化リスクが高く、肺炎などを伴うことがあります。
日本国内では、年間約1000万人が感染するといわれ、感染力の強いウイルスとして知られており、令和4年12月28日に厚生労働省より日本国内では3年ぶりに流行シーズンに入ったことが発表され(厚生労働省:インフルエンザに関する報道発表資料より)、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されています。

新型インフルエンザとは

季節性インフルエンザとは抗原性が大きく異なったインフルエンザウイルスによる感染症は新型インフルエンザと呼ばれ、多くの国民が免疫を獲得していないことから全国的に急速にまん延します。この国民の健康と生命、生活に多大な影響を及ぼす可能性があるものを新型インフルエンザと呼んでいます。

インフルエンザの予防※1

(1)感染経路を断つ(飛沫感染・接触感染を防ぐ)

帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめな手洗いを心掛けましょう。アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
※うがいは一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。外出時なども手を顔に持っていかないようにし、外食時も食事前は手洗いを心掛けましょう。

正しい手の洗い方
(2)予防接種を受ける

発症する可能性を減らし、もし発症しても重い症状になるのを防ぎます。

(3)免疫力を高める

免疫力が弱っていると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。また、感染したときに症状が重くなってしまうおそれがあります。ふだんから十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。

※1)出典:首相官邸「インフルエンザ(季節性)とはどのような病気ですか?」

まとめ

インフルエンザは毎年多くの人が感染し、流行シーズンに入ると爆発的に感染が広がります。その症状は、一般的な風邪や新型コロナウイルス感染症とよく似ており、症状だけでインフルエンザだと判断することは困難です。急な発熱など症状が現れたらかかりつけの医師などに相談しましょう。